2011クラブワールドカップ決勝 バルセロナVSサントス

3年ぶりに日本で開催されたCWC。

大方の予想通りヨーロッパ王者と南米王者の対決となり、メッシとネイマールが公式戦で初めて対戦するという決勝でしたが、結果は

バルセロナ 4 vs 0 サントス


これまた大方の予想通りにバルサが準決勝のアルサッド戦に続き圧勝で優勝でした。

でも、これは南米のチームが弱いわけではなく、現在のバルサの力が世界でも突出しているということだと思う。

ヨーロッパのチャンピオンズリーグでも同じような光景よく見せ付けられるし。

メッシというスーパースターがいて、シャビやセスクというテクニシャンもいるけど、何よりもチームとしての完成度が違いすぎ。

サントスが引いて守ろうとしても、狭いところにパスを通して、どんどん押し込んでいけるし、ボールを奪われても、連動した動きですぐ囲んで奪い返すことができるから、ず~っとポゼッションしてるようにみえます。

前線は小さな選手ばかりなのに、スペースへの走りこみがうまいから、パスとドリブルのコンビネーションだけで、どんどん崩せていくんですよねぇ。

ディフェンスラインをかなり高く設定してコンパクトな陣形を保った上で、全員が献身的に動けるからできることで、単にスター選手を集めただけではできない。

やはりカンテラからチームとしての哲学を叩き込まれて、そういう動きが身についている選手が多いから可能なんでしょう。

バルセロナがサッカー史上で最強チームというのは大げさでもなんでもないと思う。

敗れるとしたら、相手チームがモウリーニョインテルレアルマドリーでやるように能力の高い選手をそろえた上で、ガッチリ守備を固めつつ、カウンターやセットプレーで少ない決定機をモノにできる場合だけかも。

それでも、10回やって2,3回勝つのがが精一杯かなぁ。

セットプレーでブスケツやピケやプジョルをはずしたところで、勝負してなんとかもぎ取れればラッキーって感じで。

ラインが高いから裏を狙いたくなるけど、大きな選手いないかわりにDFに動ける選手を置いているから、意外に裏を取れないし、その前に出所限定されてカットされる確率も高いし。

でもって、チームの調子が悪くても、一人でなんとかできちゃうメッシがいるわけだから、まぁ強いわな。

まともにやったら、今回のサントスやアルサッドのようにポゼッションされまくったあげく、守備で走りまわされ、カウンターに出ようと思った瞬間に逆に囲まれてクロスカウンターのような展開でボコボコにされちゃいますからね。

今回のCWC勝ち上がるべきチームが決勝にあがってきて、さらに勝つべきチームがちゃんと優勝したという点ではいい大会だったと思う。

メッシに何かあった場合はどうなるか分からないけど、まだ2,3年はバルサの黄金期続きそうだなぁ。