両チームとも準決勝でそれぞれバルセロナやレアルマドリーという強豪と対戦して、累積警告がたまり主力で出場できない選手多数という状況でしたが、ともに国内リーグではタイトルをのがしているだけに、気合が入ってました。
こういう流れだと、バイエルンの運も逃げちゃいますよね。
PK戦でも先行しながら、5人目のシュバインシュタイガーが枠をはずしちゃうし。
同点ゴールも見事だったし、相変わらずフィジカルの強さがハンパないですね。
キーパーのツェフとともに完全にこの決勝の主役でした。
オーナーのアブラモビッチもようやくこのタイトルをとれて満足そうでしたね。
あれだけ毎年湯水のように移籍金をつかって高額選手をかき集めてきたのがようやく報われたって感じでしょうか。
少しの資金力の差ならまだしも、選手に提示できる年俸が他の一流チームのさらに倍ってなると、選手寿命の短いサッカー選手はそっちのチームを選ばざるをえないですからね。
いくらアーセナルのようなチームがフランスあたりから将来有望な選手をみつけて育て上げても、育ちきったところを根こそぎもっていって、ライバルも弱体化させてしまうという戦法がまかり通りまくってるのが現状。
ファイナンシャルフェアプレーも導入されるけど、抜け道ありまくりだし、この傾向はさらに続きそうです。
プレミアだとマンチェスターシティやチェルシー、リーガエスパニョーラだとマラガ、フランスリーグアンだとパリ・サンジェルマン、ロシアプレミアリーグのアンジ・マハチカラとかオーナーが「どんだけ金もってんだよ!」って突っ込みたくなる世界ですからね。
主力の高齢化が問題視されながらも、さんざんボールをまわされながらも、耐えまくってここを突破できたのは、ベテラン揃いだったが故だったと思う。
経験のない選手だったらどっかでしびれを切らしちゃいそうな展開でも戦術をまっとうできたわけだし。
それぞれ一体どんなスカッドで来シーズンにのぞむのか今から興味深いです。