'11~'12UEFAチャンピオンズリーグ決勝

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昨日の夜はグランパスがアホみたいなミスから失点して、ボロ負けしてしまったので、何もする気が起きなかったのですが、さすがにチャンピオンズリーグの決勝は見逃すわけにはいかないので、早起きして観戦。

チェルシー 1 - 1 バイエルン・ミュンヘン
  (PK 4 - 3 )

「ストップ ザ バルサ」がテーマだった今シーズンのチャンピオンズリーグ、勝ち上がってきたのはチェルシーバイエルン

初めて決勝戦開催地のチームがここまで上がってきたということでバイエルン有利という下馬評の中、PK戦でチェルシーが勝利し、初のCL制覇となりました。

両チームとも準決勝でそれぞれバルセロナレアルマドリーという強豪と対戦して、累積警告がたまり主力で出場できない選手多数という状況でしたが、ともに国内リーグではタイトルをのがしているだけに、気合が入ってました。

83分にミュラーのヘッドが決まって、バイエルンが先制したときは勝負あったと思いましたが、終了間際のコーナーからドログバが同点弾を決めて、一気にヒートアップする展開になりました。

延長前半ではそのドログバリベリー倒してPK与えるも、チェフがロッベンのキックを止めちゃうし。

こういう流れだと、バイエルンの運も逃げちゃいますよね。

PK戦でも先行しながら、5人目のシュバインシュタイガーが枠をはずしちゃうし。

優勝を決定付けたチェルシーの5人目のキッカーがドログバってのもドラマチックでした。

同点ゴールも見事だったし、相変わらずフィジカルの強さがハンパないですね。

キーパーのツェフとともに完全にこの決勝の主役でした。

オーナーのアブラモビッチもようやくこのタイトルをとれて満足そうでしたね。

あれだけ毎年湯水のように移籍金をつかって高額選手をかき集めてきたのがようやく報われたって感じでしょうか。

プレミアリーグでもマンチェスターシティが優勝したし、マネーの力はやはりデカいなぁ。

少しの資金力の差ならまだしも、選手に提示できる年俸が他の一流チームのさらに倍ってなると、選手寿命の短いサッカー選手はそっちのチームを選ばざるをえないですからね。

いくらアーセナルのようなチームがフランスあたりから将来有望な選手をみつけて育て上げても、育ちきったところを根こそぎもっていって、ライバルも弱体化させてしまうという戦法がまかり通りまくってるのが現状。

ファイナンシャルフェアプレーも導入されるけど、抜け道ありまくりだし、この傾向はさらに続きそうです。

プレミアだとマンチェスターシティやチェルシーリーガエスパニョーラだとマラガ、フランスリーグアンだとパリ・サンジェルマンロシアプレミアリーグアンジ・マハチカラとかオーナーが「どんだけ金もってんだよ!」って突っ込みたくなる世界ですからね。

チェルシーに関しては今回は準決勝のバルセロナ戦がキーポイントだったかな。

主力の高齢化が問題視されながらも、さんざんボールをまわされながらも、耐えまくってここを突破できたのは、ベテラン揃いだったが故だったと思う。

経験のない選手だったらどっかでしびれを切らしちゃいそうな展開でも戦術をまっとうできたわけだし。

一昨年の準決勝でバルサを破ったインテルも経験豊富な選手をそろえていたし、やはり今のバルサを倒すにはこういうやり方しかないのかなぁ。

来シーズンはチェルシーマンチェスターシティのほかに、パリ・サンジェルマンやマラガもCLの権利をもってるから、このシーズンオフはさらに選手移籍のマネーゲームが加速するんでしょうね。

それぞれ一体どんなスカッドで来シーズンにのぞむのか今から興味深いです。