12-13UEFAチャンピオンズリーグ決勝

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バイエルン 2 - 1 ドルトムント

ヨーロッパの強豪チームが1年間戦ってきたチャンピオンズリーグも今朝の決勝でおしまい。

近年の隆盛著しいドイツ勢同士の対戦でしたが、攻守の切り替えが速くて本当に面白いゲームでした。

バイエルンは世界屈指のタレント集団、ドルトムントは若手中心という違いはありますが、どちらの選手も規律正しく戦術を守り、よく走って、よくファイトしていて、素晴らしかったですね。

最後はタレント力の差でバイエルンの勝利となったけど、ドルトムントが時折みせる鋭いカウンターアタックにはバイエルンファンもかなり肝を冷やしたのではないでしょうか。

イタリアのセリエ勢が凋落して久しくなったかわりに、スペインの2強や資金潤沢なプレミアの強豪チームがチャンピオンズリーグ上位の常連となった昨今にあって、堅実な経営を続けているブンデスリーガのチームが勝ちあがってくるのはサッカー界の健全化のためにはいいことだと思います。

チームの収入の枠の中で選手の給料や移籍金を払い、少しでも上を目指すのがスポーツクラブの本来のあり方。

勝利できるチームを作り上げるために借金まみれで選手を獲得して、結果的に赤字経営のクラブが多いプレミアリーグやテレビ放映権料のあまりに不均衡な配分でバルサ、レアルの2強とその他のクラブとの差が開きすぎてしまっているリーガエスパニョーラはやはり不健全。

特にチェルシーにはじまり、マンチェスターシティやパリSGといったオイルマネーをバックによそから選手を取りたい放題のチームが出てきて、明らかにバランス崩してますからね。

選手にしたって活躍できる期間は短いわけだから、高給もらえるなら、そっちにいっちゃわざるを得ないわけだし。

もうすぐFFPが施行されて、今までのようにいかなくなるにしても、それにしたって抜け道はあるみたいだもんなぁ。

むしろスポンサーのバックがないチームが余計苦しくなる可能性の方が高いんじゃないかとも最近は思えてきます。

今後、どうなるかは分かりませんが、マンチェスターシティのオイルマネーにせっかく育て上げた選手を引き抜かれまくって、なかなか優勝できなくなってしまったアーセナルファンとしては、リーグ全体で法外なサラリーで選手を雇うのを規制する方法をなんとか考えてほしいもんです。