バルセロナ 2 - 1 アーセナル
ここ数年で一番わくわくするような決勝のカードになった、この試合。
3時半に目覚ましかけて、バッチリ鑑賞できました。
両チームともここ数試合は無失点ですが、元来は攻撃でガンガンいくチーム。
試合序盤からボールが動いて、面白い展開になりました。
アーセナルは動きながら、細かくパスをつないでいき、アンリがゴール前。
バルサはエトーが左に流れて、中盤のデコやファン・ボメルからそこや右サイドのジュリへ長いボールで組み立てます。
ロナウジーニョが中にいたので、彼がボールを持てば、サイドの二人が内に切れ込んできてました。
そんな中で前半19分、スルーパスから抜け出しかけたエトーをレーマンがPAのやや外でひっかけて一発レッドで退場。
これがなければ、得点必至だったので、ある程度いたし方なかったか。
ピレスが出て、キーパーはアルムニアに交代。
この早い段階でアーセナルは10人に。
しかも絶対的な守護神が交代という厳しい状況になり、俄然バルサペースになっちゃいました。
ところが、先制したのはアーセナル。
エブエがもらったフリーキックをアンリが蹴って、キャンベルがドンピシャのヘッド。
ディフェンスのつき方も甘かったですが、ビクトル・バルデスが一歩も動けないコースへ流し込みました。
後半に入ると、雨がかなり激しくなり、ピッチがスリッピーに。
相変わらずバルサが攻めて、アーセナルは守備一辺倒。
まぁ、勝ってる方が数的不利なんだから当然です。
バルサはいつもどおりにロナウジーニョを左サイドに戻して、エトーが真中へ。
交代でイニエスタ、ラーション、ベレッチといれて、さらに攻撃的な布陣に変更していきました。
アーセナルの選手もよく守って、時折カウンターで決定機をつくるあたりはサスガだけど、さすがに疲労感は隠せません。
で、ラーションのポストからエトーが抜け出し、アルムニアのインサイドを抜いて、同点。
エトー、相変わらず速い。。
続けざまにまたまたラーションからベレッチが走りこんで、逆転弾をねじこみました。
この瞬間だけアーセナルの選手の足がとまっちゃってたなぁ。
長時間、一人少ない中たたかってきたアーセナルに余力はなく、このまま試合終了。
バルサが久しぶりにヨーロッパチャンピオンになりました。
試合自体はかなり面白かったけど、かえすがえすも早い段階で11対10になったことが悔やまれます。
一人少なくなっても、途中まで全員が集中を切らさず守っていたアーセナルはほんとに素晴らしいサッカーをしてました。
アンリにフレブやリュングベリがからんでいくカウンターはバルサのディフェンス陣がもろかった分、ボールがおさまった瞬間にはかなりチャンスつくってたし。
失点シーンは両方ともキーパーの近くを抜かれたもので、「レーマンだったら止めてそうだなぁ」と思えるようなのだっただけ、余計にもったいなかったです。
とりあえず選手の頑張りには惜しみない拍手。
わざわざ陸路でやってきたベルカンプ(飛行機恐怖症)の最後の勇姿をみれるような展開にならなかったのが残念。
あと、アンリはお願いだから移籍しないでね(^^;)
バルサは中盤から前の人材は素晴らしいですね。
どっからでもパスが出せるし、シュートも打てる。
チェルシーほどでないにせよ、お金があるチームの強みだよなぁ。
ただ、あの守備陣では今後も安心はできないでしょうね。
今日はバルデスのファインセーブで何度か救われたけど、アンリのマークをはずすシーンもかなりありました。
さらに強くなるにはここらあたりのテコ入れは必要かも。
まぁ、あまり強くなられてもデポルファンとしては困るわけですが。。。(^^;)