05-06UEFAヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝

バルセロナ 2 - 1 アーセナル



ここ数年で一番わくわくするような決勝のカードになった、この試合。

3時半に目覚ましかけて、バッチリ鑑賞できました。


両チームともここ数試合は無失点ですが、元来は攻撃でガンガンいくチーム。


試合序盤からボールが動いて、面白い展開になりました。


アーセナルは動きながら、細かくパスをつないでいき、アンリがゴール前。

バルサエトーが左に流れて、中盤のデコやファン・ボメルからそこや右サイドのジュリへ長いボールで組み立てます。

ロナウジーニョが中にいたので、彼がボールを持てば、サイドの二人が内に切れ込んできてました。


そんな中で前半19分、スルーパスから抜け出しかけたエトーレーマンがPAのやや外でひっかけて一発レッドで退場。

これがなければ、得点必至だったので、ある程度いたし方なかったか。

ピレスが出て、キーパーはアルムニアに交代。


この早い段階でアーセナルは10人に。

しかも絶対的な守護神が交代という厳しい状況になり、俄然バルサペースになっちゃいました。


ところが、先制したのはアーセナル

エブエがもらったフリーキックをアンリが蹴って、キャンベルがドンピシャのヘッド。

ディフェンスのつき方も甘かったですが、ビクトル・バルデスが一歩も動けないコースへ流し込みました。



後半に入ると、雨がかなり激しくなり、ピッチがスリッピーに。

相変わらずバルサが攻めて、アーセナルは守備一辺倒。

まぁ、勝ってる方が数的不利なんだから当然です。


バルサはいつもどおりにロナウジーニョを左サイドに戻して、エトーが真中へ。

交代でイニエスタラーションベレッチといれて、さらに攻撃的な布陣に変更していきました。

アーセナルの選手もよく守って、時折カウンターで決定機をつくるあたりはサスガだけど、さすがに疲労感は隠せません。


で、ラーションのポストからエトーが抜け出し、アルムニアインサイドを抜いて、同点。

エトー、相変わらず速い。。


続けざまにまたまたラーションからベレッチが走りこんで、逆転弾をねじこみました。

この瞬間だけアーセナルの選手の足がとまっちゃってたなぁ。


長時間、一人少ない中たたかってきたアーセナルに余力はなく、このまま試合終了。


バルサが久しぶりにヨーロッパチャンピオンになりました。



試合自体はかなり面白かったけど、かえすがえすも早い段階で11対10になったことが悔やまれます。

一人少なくなっても、途中まで全員が集中を切らさず守っていたアーセナルはほんとに素晴らしいサッカーをしてました。

アンリにフレブやリュングベリがからんでいくカウンターはバルサのディフェンス陣がもろかった分、ボールがおさまった瞬間にはかなりチャンスつくってたし。

失点シーンは両方ともキーパーの近くを抜かれたもので、「レーマンだったら止めてそうだなぁ」と思えるようなのだっただけ、余計にもったいなかったです。


とりあえず選手の頑張りには惜しみない拍手。


わざわざ陸路でやってきたベルカンプ(飛行機恐怖症)の最後の勇姿をみれるような展開にならなかったのが残念。

あと、アンリはお願いだから移籍しないでね(^^;)



バルサは中盤から前の人材は素晴らしいですね。

どっからでもパスが出せるし、シュートも打てる。

チェルシーほどでないにせよ、お金があるチームの強みだよなぁ。

ただ、あの守備陣では今後も安心はできないでしょうね。

今日はバルデスのファインセーブで何度か救われたけど、アンリのマークをはずすシーンもかなりありました。

さらに強くなるにはここらあたりのテコ入れは必要かも。

まぁ、あまり強くなられてもデポルファンとしては困るわけですが。。。(^^;)