最近、また映画にちょくちょく行くようになった気がします。
ということで、今日(昨日?)はずっと会社でPCとにらめっこで目がしょぼしょぼでしたが、完成披露試写があったので、観にいってきました。
チャ チャ チャ チャ チャ~ン♪ チャ チャ チャ チャ~ン♪ チャン チャン チャ~ン♪
す~なの嵐にかくさ~れた~ バビルの塔にすんでいる 超能力少年
・・・って、それは「バビル2世」(あ、歌詞のところは心の中でメロディを奏でてくださいねw)
ではなくて、
「バベル」
ただ、この監督の撮る作品って、ド~ンと重くなるイメージがあって、ちょっと覚悟がいるんですよねぇ。
それに加えて2時間20分以上の上映時間に耐えられるかどうか、自問自答しながら鑑賞してまいりましたw
ストーリーは・・
知り合いから買い取って、一挺のライフルを手にすることになったモロッコの険しい山間に住む幼い兄弟。
その夫婦にアメリカに残された子供二人と面倒をみることになったメキシコ人の家政婦。
そして、妻に自殺され、聾唖の娘になにかにつけて反抗される東京の会社員。
一発の銃弾が合図で、この3大陸4カ国を舞台にして物語がオムニバス的に進行していきます。
強いメッセージ性を感じるし、いかにも批評家たちに受けそうな映画ですが、テーマ自体はやっぱり非常にド~ンと重いですw
メッセージ性は感じても、それが何かというのは人によってそれぞれ違う気もするし、全部こちゃまぜにひっくるめてる気もします。
作品名の「バベル」はもちろん旧約聖書からとったんでしょうが、作品中にはそれを暗示する言葉すら一言も出てきません。
だから、「作品全体からそれを感じ取れ」ってことなのかなって勝手に解釈しました。
とはいえ、儒教、仏教の世界観どっぷりの自分にははっきりと分からないよぉ。。。
「これがキリスト教的な倫理観の世界に身をおいてる人であれば、そこに『神』の存在とか意思について感じるんだろうなぁ」って考えるのが関の山。
観てても、感情移入するのではなく、あくまで第三者的立場になっちゃいます。
アメリカで評価が高いのは分かるけど、日本人が観て面白いのかどうかは???
鑑賞後も「あれはどうなったんだろ?」みたいな疑問点もいくつかあって(わざとでしょうが)、カタルシスもいまいち。
どちらにせよ、娯楽性の高い映画ではないから、話題作だからといって、「面白さ」を期待する作品ではないと思います。
まぁ、それぞれご覧になって、いろいろ考えてみるのがいいんじゃないでしょうか。
日本での公開は4月後半の予定。
それはさておき、会社の女の子に「バビル2世」のこと話したら、「なにそれ?」って反応。
どうやら20代以下はご存知ない模様で。。。
テレビの再放送とかしてなかったんかいな??
それとも、やっぱそんなもんなんですかねぇ(;^_^A アセアセ・・・