今日は月末ですが、会社をそさくさとひきあげ、久々に試写会へ。
「サンキュー・スモーキング」
監督:ジェイソン・ライトマン 出演:アーロン・エッカートほか
東京ではすでに公開されてるのですが、福岡では11月から公開予定。
で、アメリカでも東京で観にいった人たちの評もいいので、かなり期待して鑑賞。
ストーリは・・・
主人公のニック・ネイラー(アーロン・エッカート)はタバコ業界の宣伝マン。
高まる禁煙運動を前にしながらも、巧みな話術と論理のすり替えですりぬけていきます。
そんなニックにも過激派の嫌煙団体から命を狙われたり、ベッドでスクープを狙う女性記者の罠などが次々にやってきて。。
という感じ。
93分と短めですが、自分で観た感想としては・・
・・・もう、噂に違わぬ面白さでした。
ニックの軽妙な話術を観てるだけで、十分に楽しめるし、映画としてのテンポも抜群。
大笑いするおかしさというより、思わずクスッとしてしまうようなエスプリが作品全体を通じて感じ取れました。
タバコはあくまで題材であり、真のテーマはおそらくそこではありません。
むしろ極端な禁煙啓蒙活動を皮肉ってるような気さえします。
また、このタイトルにして、喫煙シーンが一度も出てこなかったのは、まさに離れワザでしょう。
原作「ニコチン・ウォーズ」(クリストファー・バックリー著)は日本語にも翻訳されているみたいだけど、これを脚本・監督したジェイソン・ライトマンはこの作品が初の長編監督作品だなんて信じられません。
しかも、まだ28歳って。。。すごすぎ。
大人が観て楽しめるかなり上質なエンターテインメントだと思うし、今年いろいろ観た映画の中でも1,2を争うくらい好きだなぁ。
いやぁ、ほんとに笑わさせてもらいました。
福岡市内でも上映するのはKBCシネマだけで、他の地域にしても単館系のとこでしか上映しないと思うけど、機会があれば、観にいくべし!