マンチェスター・ユナイテッド 1 vs 1 チェルシー
(PK 6 vs 5 )
一年間観続けたチャンピオンズリーグも今日がファイナル。
昨日、会社を出たのが午後11時でうちに帰って寝たのは1時過ぎでしたが、なんとか3時半に起きて、観れました。
プレミアリーグで優勝を争った両チームの対戦となりました。
別にどっちも好きなチームじゃないから、ニュートラルな立場で観戦。
試合自体はピッチがかなりスリッピーな部分をのぞけば、まあまあ面白かったと思います。
前半はマンUペース。
前線のルーニーやテベスもしっかりチェイスするから、チェルシーになかなかボールをまわさせないし、中盤でいい形でボールを奪って、サイドに散らしながら、攻撃のリズムを作れてました。
26分に右サイドバックのブラウンがスコールズとのワンツーから左足でインスイングのクロス。
左サイドのクリスチアーノ・ロナウドが中に入って、ヘディングを決め、マンU先制。
綺麗なゴールだったけど、完全にエッシェンのマークミスでした。
チェルシーの方はユナイテッドのプレスに押されて、なかなかいい形ができず、1トップのドログバへの放り込みが中心の攻撃になっちゃってました。
それでも何度か形にさせてしまうのが、ドログバのすごいところだけど、孤立気味のところに2人がかりのディフェンスにてこずり、決定的なチャンスにはなかなかならず。
っつーか、チェルシーはあんだけいい選手抱えといて、強豪相手の攻撃は放り込みがメインってどうなのよ。。(さすがに普通のチームにはポゼッションで押し込めるけど)
といいつつも、前半終了間際に失点のミスを取り返すべくエッシェンが上がってきて、ミドル一閃。
それがDFにあたって、さらにキーパーのファンデルサールが滑りやすいピッチでずっこけたところ、ランパードが押し込んで同点に。
そこから試合は一進一退で、延長でも両者点が入らずPK戦へ。
このころには会場のモスクワは土砂降りの雨。
マンU3人目のキッカー、クリスチアーノ・ロナウドが止められたのに対し、チェルシーは4人目まで全員成功。
5人目のキャプテン、テリーが決めれば優勝ってところで、軸足をすべらし失敗。
サドンデスに突入しました。
6人目はともに成功し、7人目、ユナイテッドはギグスが落ち着いて決めたけど、チェルシーのアネルカのキックはファンデルサールがストップ。
マンUがプレミアとチャンピオンズリーグの2冠達成となりました。
チェルシーは両方とも僅差で敗れることに。
テリーはさすがにしばらく立ち直れんだろうなぁ~。
シーズン序盤こそ躓いたけど、今シーズンのユナイテッドはファーガソン監督が「歴代最強」と言うにふさわしいチームだったと思います。
クリスチアーノ・ロナウドの決定力は言うに及ばず、守備も堅固で安定感抜群。
それから、ここ2年くらいのルーニーは本当にオールマイティでいい選手になりましたよね。
得点こそクリロナに譲る部分は多いけど、いかつい外見に似あわず、前線からのプレッシングは忠実だし、ドリブルのスピードやロングレンジのパスの正確さも素晴らしい。
以前のようにやたらとカッカしなくなったのも成長を感じます。
彼がいる限りはまだまだ黄金期が続きそう。
逆にチェルシーは来シーズンが正念場。
シーズン途中で解任されたモウリーニョを信望するドログバとランパードがおそらく退団しちゃうだろうし、監督人事もどうなるかわかんないから。
とりあえずアウラモビッチオーナーがいる限りは金だけはあるのは間違いないけどw
あと、実力的には申し分ない両チームの対戦の決勝ではあっても、チャンピオンズリーグはやっぱ同国対戦だと観る方としてはあんまり盛り上がらないですよね。
リーグ戦でいつも対戦してるから、「わざわざCLで観なくてもいいじゃん」って思っちゃいます。
今は外国資本がプレミアに流れ込んじゃってて、いい選手がイングランドにばかり集中するから仕方ないのかもしれないけど。
今年なんかベスト4のうち3チームがプレミア勢で、ベスト8で落ちたアーセナルにしたって、負けた相手は同じプレミアのリバプールでしたからね。
しかもリーグ戦と日程かぶって、リバプールとアーセナルは1週間で3回も同じ相手に試合することになってしまったし。
抽選の組み合わせによってはベスト4全部がプレミアって可能性もあったわけで。。
あぁ、それにしても今年のアーセナルは本当に残念でした。
シーズン通して世界で一番いいサッカーしてたのに、エドゥアルドの怪我から一気に暗転。
プレミアでは4試合連続引き分けでダントツの首位から陥落して、CLでも準々決勝で1stレグ、2ndレグともに審判の不可解な判定で敗退というまさに「泣き面に蜂」状態でした。
ここ一番で強くないのはやっぱ選手層が他の強豪に比べるとやや薄いからなんだろうなぁ。
ビッグネームを獲得せずに、若手を育てるというのはクラブ経営上仕方ないことかもしれないけど、リーグで引き分けが続いたときには「大きいところ狙うにはやっぱ決定力のある大物も1人か2人必要」だと痛感しました。
しかも、せっかく育てた選手もサラリーキャップや「30歳以降は単年度契約しかしない」という方針のせいで出て行っちゃうことが多いですからね。
今シーズンあれだけいいサッカーをみせながら、主力のフラミニは来期からミラン行っちゃうし、フレブもおそらく出て行っちゃうでしょう。
エミレーツに移転してからは入場料収入も増えてるし、毎年のようにCL出てるから、財政的には超優良なはずなのにぃ。。
まぁ、選手の年俸とか移籍金の高騰の問題って、他のチームが異常なだけで、アーセナルがまっとうな商売やってるってことなのはよく分かってるんですけどね。
さ、これでヨーロッパはレギュラーシーズンがおしまい。
来月からユーロがあるけど、WOWOWを契約していない自分にとっては、観ようがありません。
まぁ、近いうちに展望くらいは記事にするつもりですが。
あまり寝てないからまだ眠いのに、今日は仕事終わってからまた専門学校。
居眠りしないようにしないと。。(;^_^A アセアセ・・・