マイクル・クライトン&リチャード・プレストン「マイクロワールド」

ゴールデンウィーク明けの仕事って、やっぱ疲れますね。

月、火はぐったりでした。


気を取り直して、読書の書庫を更新。


マイクル・クライトン&リチャード・プレストン「マイクロワールド」


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ピーター・ジャンセンは生物学を専攻する大学院生。マサチューセッツ州ケンブリッジの大学で、仲間の六人の院生と共に先端研究にいそしんでいた。

そんな七人の科学者が、新薬開発を行なうベンチャー企業Nanigenマイクロテクノロジーズにリクルートされる。ハワイの謎めいた研究所に招かれたピーターたちは、そこでハイテクを応用した革新的な装置〈テンソル・ジェネレーター〉の存在を知るが……

やがて、Nanigenが関わる犯罪を知ったピーターら七人は、〈テンソル・ジェネレーター〉によって身体を百分の一サイズに縮められ、ハワイの密林に放り込まれてしまった。

四十八時間以内にもとの大きさに戻らないと副作用から死を招くらしい。

牙をむく獰猛な大自然を前に、若き科学者たちは専門知識のみを武器にジャングルから決死の脱出を図る――。

2008年に亡くなったSFアドベンチャーの名手マイクル・クライトンの遺稿をリチャード・プレストンが引き継いで書かれた小説。

1年前くらいに出版されたときに気になったけど、このGWを利用してやっとこさ読みました。

100分の1サイズに縮小された人間たちがハワイの密林で体験するサバイバルする描写がメインになるので、同じ作者の作品でいえば、「ジュラシック・パーク」とかに近いイメージでしょうか。

もしくは「ミクロの決死圏」の自然界バージョン。

2センチ弱まで小さくなると、ムカデやハチはもちろん、アリやクモまで恐るべき相手となって登場します。

人間の身体能力が昆虫たちにくらべていかに頼りないかを痛感するとともに、そこを切り抜けることができる最大の武器はやはり頭で考えることだと思い知らされました。

登場人物の描写に若干薄っぺらさを感じるものの、サクサク楽しく読めました。

映画化されたら、面白そう。