塩野七生「ギリシア人の物語 Ⅰ 民主政のはじまり」

こんにちわ。

スマップの解散騒動もベッキーの不倫も全然興味がないあややっくすです。

同年代の男性のほとんどが同様の意見だと思います。

スマップの個々人みても別に演技や歌がうまい人いないし、ベッキーはおそらくバラエティで制作側の使い勝手がいいだけで、露出が多いだけじゃね?

まぁ、「センテンススプリング!」には苦笑せざるをえませんでしたが。。w

ただ、スマップの場合はアイドルのバラエティにおける新たな立ち位置をつくったという点ではジャニーズ事務所にとっての功労者ではありましたね。

それまでのアイドルは旬の20代の半ばもすぎれば、その下の世代が出てきて、演技派俳優などにスタンスを徐々にかえていくか、フェードアウトしていくかの中で、バラエティ番組に出演し続けることにより、アイドルとしてのスタンスのまま40代までやってこれた初めてのケースのように思えます。

で、そのモデルをTOKIOやV6や嵐も踏襲して、長期間にわたってコンサート含めた収益を出し続けることができていますからね。

すみません、興味ないといいつつ、スマップの立ち位置を少し考察した感じになっちゃいました(;^ω^)

さて、ここは読書の書庫なので、本の紹介を。


塩野七生ギリシア人の物語 Ⅰ 民主政のはじまり 」(新潮社刊)


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塩野七生はライフワークとしていた「ローマ人の物語」のあとにそこから派生した歴史物をいろいろ書いてきましたが、今度は時代をさかのぼって、ローマの民主制の基礎にもなったといえるギリシャ人の物語に挑戦しています。

最初の巻ではその成り立ちからペルシャ戦争をメインに描かれていました。

やっぱ戦争の記述は面白いですね。

それにローマ人は質実剛健だけのイメージだけど、ギリシャ人は文化的にもいろいろ生み出してるし。

最初の巻にしてギリシャのメインになる部分がほぼ出てきた感じです。

アレクサンドロス大王のあたりまでやるならまだまだ楽しめそうですが、今後何巻くらい出るんだろ?

そして、作者はイタリア語の文献に精通していたけど、これを書くのにギリシャ語とか勉強したんですかねぇ?

…年齢も80近いのに。

しかもギリシャ語はめっちゃ難しいらしいですからね。

そうでなかったとしても、その年齢にして、新たな分野について掘り起こそうとする研鑽ぶりは恐るべし。

これからもぜひ長くご活躍してほしいものです。