キリンチャレンジカップ2006 日本vsトリニダート・トバコ

日本 2 vs 0 トリニダート・トバコ



オシムジャパンの初戦。


A3と重なり、限られた枠の中での代表選考、合宿の期間は実質3日で、ほとんどの選手が初召集という条件の中の試合でした。


相手もW杯出場メンバーが5人しかいなくて、フィジカル的にもあまりよくない状態というのを差し引いたとしても、前半は非常にいいサッカーだったと思います。


ボールも人もよく動いていて、スピード感のある攻撃ができる日本代表なんてジーコジャパンのときにはみられなかったですから。

アレックスがあんなに生き生きと走り回るのなんてエスパルス時代以来じゃないやろか。



「ちゃんとした」監督であれば、悪条件で時間はなくともチームってここまで作れるもんなんですね。


少なくともやりたいサッカーの片鱗はみれました。



結果的にジーコの無能さも浮き彫りになったんじゃないでしょうか。

彼に任せてた方も問題ですが、4年間の時間がありながら、本人も監督業を何も学ぼうとしてなかったですからね。

かえすがえすも勿体無い歳月だったと思います。




ただ、後半はスタミナ切れで足がとまったのは残念。


90分間、前半のようなサッカーができてたら、あの相手であればあと1、2点とれた気もするし。

あと、DFラインのコントロールあたりはさすがにもう少し時間がかかりそうです。



まぁ、今回は召集メンバーも限られてたし、そんな中にあっては合格点の出来だった思います。

オシムの自由な裁量の中での選手選考ができて、もっとガチンコの相手とやったときにどこまでやれるのかが観てみたいですね。


個人的には中村直志の初キャップはちょっとうれしいことなので、続けて呼んでもらえるようJでも頑張ってもらいたいもんです。

でも、4年ぶりに素直に応援できる日本代表がかえってきてくれたのが何より喜ばしいな。