茶々~天涯の貴妃

仕事帰りに久しぶりに試写会へ。


欽ちゃんファミリーが輩出したアイドルグループの物語。。

・・・って、それはCHA-CHA(懐かしいw)


ではなくて、


「茶々~天涯の貴妃」

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監督:橋本一 出演:和央ようか ほか


井上靖の「淀どの日記」を原作に、豊臣秀吉の側室、淀殿の生涯を描いた作品。

もちろん自分は原作を読んでません( ;^^)ヘ..


この映画、今月22日に公開予定ですが、秋口まで主演の和央ようか以外のキャスティングが発表になってなかった状態だったはず。

いくら福岡でのこととはいえ完成披露を兼ねたプレミア試写が今頃になってようやく行われるくらいだし、撮影に関しては相当スケジューリングに問題あったんじゃなかろうか。


で、結局は浅井三姉妹は長女の茶々を和央ようか、次女のはつを富田靖子、三女の小督を寺島しのぶが演じてるんだけど、三女が一番老けてみえるのはどうなんでしょ(ーー;)

まぁ、演技は一番うまいんですけどね、寺島しのぶ


主演の和央ようかは映画の中で宝塚男役トップスターそのままの演技。

女性としての可愛らしさ、可憐さが皆無の淀殿でした。

りりしさは三十倍増って感じでしたけどねw

淀殿の役って大河「徳川家康」の夏目雅子が一番イメージよかったなぁ。。


ほかの役者の演技も???。

ヘタなの多すぎ。

セリフまわしが時代劇っぽくないのも、時代劇ファンとしてはマイナス。



あ、徳川家康役を憎き中村獅童をやってましたが、こういう役どころでも奴は相変わらず知性のかけらも感じさせませんね。


それと、毎度毎度この手の映画みると書いてることですが、この手の大河ドラマ系の内容って、よほど練りこまれてないと、いくらセットに金をかけようともチープにみえて仕方ありません。

途中はしょらざるをえないですからね。

この作品に関しては、原作を読んでないのでなんともいえないとは思いつつ、史実的には「絶対ありえねぇ~」っていうシーンばかりなのにもちょっと閉口。


落城シーンが何度もでてきますが(淀殿は実父の浅井長政の滅亡、義父の柴田勝家の滅亡、自身と息子秀頼の滅亡と3回落城を経験)、

「ここまで燃え盛りまくりだったらプリンセス天功でも無理だろう」

っていう状況からでも登場人物たちは脱出しちゃいますw


今年は先日終了したNHKの大河「風林火山」がほんとに骨太で重厚感があった分、余計チープにみえてしかたなかった。



上映時間はたぶん2時間15分くらいかな。

大河ドラマ系がお好きで、なおかつ細かいことが気にならない宝塚ファンの方なら観にいっても、自分とは違う感想になるかも(笑)。