2008FIFAクラブワールドカップ雑感

今日で9連勤の9日目。

そのうち7日が夜中までの仕事でさすがに疲れがたまってるあややっくすです。

ランチで1人鮨屋に入ったりして自分を励ましつつこなし、なんとか耐えきれそうです。

明日の休みがかなり恋しい。


さて、昨日でクラブワールドカップも終了。

自分もほとんどの試合を会社のテレビで観戦してました。

決勝はヨーロッパ王者のマンチェスターUと南米王者のリガ・デ・キトでしたが、下馬評どおりにマンUが勝って、世界チャンピオンになりました。

まぁ、戦力的にはヨーロッパ勢が圧倒的に優位なのは毎年のことで、それを試合巧者の南米勢がどうやっていなしながら逆襲を狙うかってのがポイントなのはかわらないですね。

途中でヴィディッチがレッドカードで退場して数的有利になってから、キトもようやく攻めだしたけど。


この大会でいうなら、マンUガンバ大阪の準決勝も大注目でした。

マンUは来日直後でコンディションはいつもの半分くらいにみえましたが、それに対してガンバもJでの攻撃的なスタイルを崩さなかったのがよかったです。

最初から勝負にこだわって守ろうとすれば、あそこまで失点はしなくてすんだかもしれないけど、守ろうと思って守りきれる相手じゃないですからね。

サイドバックの安田や加地もどんどん上がっての玉砕戦法をみせたことによって、現在の世界のトップレヴェルのチームとJリーグのサッカーがどれだけ差があるのか明確にすることができたと思います。

個の力でスピードもテクニックもパワーも一枚違うし、それがチームとしてまとまったときにはその差が2倍、3倍に増幅してる感じ。

マンUの場合はあれだけのスター選手たちが労を惜しまず、プレスをかけて、スペースにも走ることのできるチームってのがすごいとこだと思います。

守備がある程度免除されてるのは昨日の後半からポジションチェンジでトップに入ったクリスチアーノ・ロナウドくらいかな。

ほんの数年前まで上手い選手はあまり守備やランニングをしなかったりしたけど、最近の世界のサッカーはもはやそれでは通用しなくなってますからね。

いまではそれが許されるのってリケルメとかロナウジーニョくらい。

この2人にしたって現代のサッカーでは使わない監督は結構いるし。

今はテクニックがある選手たちが守備で走り回り、ボールを奪った瞬間にパスを出し、スペースに走りこむという多くの役割をこなさないとチャンピオンズリーグレヴェルでのサッカーでは戦えなくなってきています。

それもほとんどトップスピードで。

それを実戦するためには試合中おそらく頭もフル回転させてなくちゃいけないし、トレーニングで戦術も叩き込まれていてはじめて実践できるもんなんでしょう。

そういったことを日本の多くの人がテレビで観戦できたことはすごくよかったんじゃないでしょうか。


あと、この大会でオーストラリアがアジアの枠に入った現在、オセアニア地区代表の意味ってほとんど意味がない気がします。

今後も出てきたって、まず勝ちあがれないだろうし、本当に無駄ですよね。

いっそのことアジアの枠にいれちゃえばいいのに。


でもって、2年後か3年後には日本開催からドバイでの開催に移行するみたいですね。

トヨタカップとして長年続いていただけにちょっと寂しい気もするけど、ヨーロッパや南米の選手のコンディション的には移動が少ないあっちの方がいいのかもしれません。

金融不況でドバイも今後はどうなるかわからないけど、よその地域での世界一決定戦で日本のチームがどんな戦いをするのか、また大会の雰囲気がどんな感じになるのか見てみたい気もします。