桜田門外ノ変

こんばんわ。

最近、コンパの余興用にAKB48の曲だけじゃなく、KPOPグループの少女時代の曲の振り付けを覚えようかと検討中のあややっくすです。



・・・ウソですw


それはさておき、今日も我が名古屋グランパスは手ごわいモンテディオ相手になんとか勝利して、勝ち点3をゲット。

これで、2位集団との勝ち点差は一挙に7に広がりました。

こ、これはもしかして、本当に初優勝きちゃうかも。

ま、今まで散々期待しながら、肩透かしくわされまくってるだけに油断はできないけど、少なくとも最後の最後まで優勝争いは楽しめそうな感じにはなってきました。



といううわけで、この週末も昨日からずーっとうちでサッカーばかり観てて、ネタがないので、先日試写で観た映画の感想を(^^;)



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監督:佐藤純彌 出演:大沢たかお長谷川京子、柄本朗、伊武雅刀、ほか

水戸藩士・関鉄之介(大沢たかお)は、妻ふさ(長谷川京子)と息子の誠一郎(加藤清史郎)に別れを告げ、徳川幕府大老井伊直弼伊武雅刀)を討つために故郷を出た。

総勢18名が実行部隊として集結し、鉄之助はその指揮を命じられる。

襲撃当日、短銃の発射音を合図に斬り合いが始まった。多くの仲間の死をもって、ついに井伊の首を取ることに成功したが、大老襲撃と同時に挙兵するはずの薩摩藩内では挙兵慎重論が持ち上がり、計画は瓦解。

幕府はもちろん、かつての同胞・水戸藩士からも追われる立場となった鉄之助は、「桜田門外ノ変」に至る歳月を思い返していく

吉村昭の同名小説の映画化作品。

吉村昭の小説自体がエンターテインメント性よりも史料の事実を淡々と積み上げていく感じですが、映画も同様の雰囲気でした。

桜田門外の変に関係した水戸藩士たちの様子をその襲撃前、襲撃後の様子をかなり細かく描写していて、原作未読の自分には知らなかったことも多く、結構新鮮でした。

メインに描かれているのも襲撃シーンよりもむしろその後の主人公たちの逃亡生活。

最終的には関係者のほとんどが切腹するか斬首されるかなので、決して明るい話ではないし、物語としての盛り上がりもそんなにあるわけじゃないけど、丁寧に製作されているのは分かりました。

井伊直弼の首をとっても、開国の流れがかわったわけではないし、頼みの薩摩も島津斉彬が急死したことで、幕府にプレッシャーも与えられなかったのに、関係者の多くが悲劇的な最期(彦根藩側も同行者は主君を守れなかったということで全員切腹)をとげたことが、無常感あります。

結果的に犠牲が大きい割りに直接的な成果はほとんどなかったし、逆に水戸藩を苦しい立場にしてしまってますからね。

茨城県水戸市が製作でかなりバックアップしてて、桜田門のセットとかはお金かけて作ってそうではありましたが、ハリボテ感がいなめなかったのはちょっと残念。

ターゲットは歴史物や時代物好きで、しかもその中でも割とコアなとこになってしまうと思います。

最近よくある地方自治体御用達映画なので、茨城県ではそれなりにヒットするだろうけど、全体的な興行としては微妙でなところでしょう。


上映時間は2時間17分。

10月16日公開予定だそーです。


ある程度幕末に興味がある人ならそこそこ楽しめるかな。