こんばんわ。
こないだ、なぜかふと「合コンの余興用にタロット占いでも覚えてみようか」と頭に思い浮かんでしまったあややっくすです。
手相を勉強している男はたまにいるけど、さすがにタロットカード占いをやる男はいないから、カードを持っていれば、その場で「私も占って~」とお近づきになれるんじゃないかとヘンな妄想が駆け巡ってしまいました(^_^
それはさておき、ネタがないときの定番、試写で観てきた映画の紹介をw
「英国王のスピーチ」
英国王ジョージ5世の次男という生い立ちでありながら、幼い頃から吃音のコンプレックスを抱えていたヨーク公アルバート(コリン・ファース)。 厳格な父はそんな息子に様々な式典のスピーチを容赦なく命じるため、妻のエリザベス(ヘレナ・ボム・カーター)に付き添われ、何人もの言語聴覚士を訪れるが、一向に改善しない。 エリザベスはスピーチ矯正の専門家であるライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れて行くと、このオーストラリア人は型破りな方法で吃音の治療を試みる。
現イギリス女王のエリザベス2世の父親にあたるジョージ6世が型破りなセラピストの下、吃音を克服し、英国王として大衆の前でスピーチできるようになるまでを描いた実話を元にした物語。
恥ずかしながらジョージ6世が吃音ってのは知らなかったのですが、コンプレックスを克服するというテーマだけでなく、それを支える家族愛やセラピストの友情、さらに当時の歴史情勢も感じられる充実した内容の作品でした。
全体の雰囲気もイギリス映画らしい格調高い雰囲気。
次男だったジョージ6世が王位につくことになった兄エドワード8世による「王冠を賭けた恋」のところの描写も彼の人生のターニングポイントとなった事件だけあり、きっちり描かれていたのがよかったです。
エドワードの恋の相手のウォリス・シンプソンの描かれ方がケチョンケチョンすぎてあんまりな感じがしないではなかったけど(^。^
実際、エドワードとの許されぬ結婚後も英王室からはロクな扱いされてなかったみたいですが。
作品のテイスト的にも賞レースの有力候補ってのはうなづけるかな。
原題は“The King’s Speech”
邦題するときにわざわざ「英国王」と訳す必要あったんだろうか??
上映時間は1時間58分。
日本では2月26日から公開予定だそーです。
少しだけ「日本の皇室でこういう映画が作られるようになる時代っていつかくるのかなぁ」なんて思いながら観ていました。