こんにちわ。
サッカーという競技に負けはつきものだけど、アントラーズの記録に並べなかったのはちょっと残念かな。
ミッドウィークにガンバとの大一番を戦ったばかりで、休養十分のベガルタよりもコンディションが明らかに重そうだったし。
セスク、クリシと選手引き抜かれまくってるのにロクな補強もせず、攻撃が全く形になっていないのにケガ人や退場者が続出してさらにどうにもならない状況。
ウォルコットも補強したジェルビーニョも前にスペースがあって縦にいくだけの香車みたいなカウンター向けの選手を先発で使ってもスペース消されて、どんづまりってシーンばかりだし、うまく崩せても中央であわせる選手がファン・ペルシーしかいなくて、全く得点する気配がない。
結果よりも魅せるサッカーが身上のチームがそれすらできなくなってしまっているのが何よりきついですね。
健全経営は素晴らしいことだけど、他の強豪チームがアホみたいに金かけて選手を獲得してるのに、せっかく育てた選手を引き抜かれるだけのクラブではいくらベンゲル監督といえども今後も厳しいかもしれません。
夏の移籍期間はあと10日ほどありますが、それまでに誰か補強しないとジリ貧になっちゃいそう。
と、サッカー談義はさておき、こないだ試写で観てきた映画の感想を。
「カウントダウンZERO」
監督:ルーシー・ウォーカー
ゴルバチョフ、カーター、ブレア、ムシャラフなどの政治家から学者、元CIAの工作員や武器商人などいろんな人へのインタビューを通して、過去にどれだけ危機一髪の状況があったか、テロリストがどうやって濃縮ウランやプルトニウムといった原料を調達しようとしてきたか、旧ソ連あたりではどうやってそれらの原料が管理されていたかというようなことの証言を集めています。
核兵器の存在がちょっとした過ちで人類を滅ぼしかねない危険をはらんでいるってことを全編通じて訴えてます。
広島や長崎で実際に原爆を落とされた日本人にとっては、「てめえらで勝手に作っておいて、今さら何いってやがるんだ」という気がしないでもないし、捉え方がちょっと偏ってる部分もあったかなぁ。
核の危険性だけ訴えていて、発電などの平和利用や戦争抑止力としての核の存在という議論は全くないですからね。
あと、現実的には核兵器を作ろうと思えば作れる国はそこそこあるだけに、仮に「世界中から核兵器を全廃」ってなったときにどっかの悪意ある国、もしくは集団が抜け駆けして作ってしまえば、その国が世界のイニシアチブをとってしまう可能性もあるから、そういう議論もなかなか難しい気がします。
「世界中から核兵器をなくそう」という立派な題目は口で言うのは簡単だけど、ほぼ不可能だとも思います。
映画としてはちょっとマジメに作られすぎてて、娯楽性もゼロw
NHKのドキュメンタリーを観ているような気がしたし、正直映画にする必要があったのか??
マイケル・ムーアのドキュメンタリーだと彼の主義主張のフィルターがかなり入るとはいえ、それなりにエンターテインメントとしても楽しめるような作品にするけど、この映画に関してはそういうサービス精神は皆無でした。
だから、ある程度知識として知らない人にはまだしも、詳しい人が観ると退屈なだけかもしれません。
少なくとも自分は途中でかなり眠くなりました(^_^
上映時間は1時間29分。
日本では9月1日から全国順次公開予定だそーです。
興味のある人でも映画館でみる必要はそんなにないかなぁ。
DVDで十分じゃないでしょうか。