こんにちわ。
「新撰組血風録」の斉藤一役や「燃えよ剣」の裏通り先生役がいまだに印象に残っております。。って、さすがに自分の生まれる前に放映されていたので、ビデオで観ただけでリアルタイムでは観ていないんですけどね(^_^; アハハ…
あ、なんのことか、わかりませんか?w
それはさておき、また先日試写で観てきた映画の感想でも。
ハワイ・オアフ島に生まれ育った弁護士のマット・キング(ジョージ・クルーニー)は、美しい妻と2人の娘たちと何不自由なく暮らしていた。 ところが、ある日ボートの事故で妻が昏睡状態に陥ってしまう。 さらに、その妻には恋人がいて、離婚を考えていたことまで発覚し、長女までがその秘密を知っていた。 おりしもマットはカメハメハ大王の血を引く先祖から受け継いだ広大な土地の行方についても決断を迫られていた。 売却すれば、一族に巨額の富が入るが、大自然は失われる。 家族とルーツ、二つの重大な問題に向き合ったマットが選んだ道とは・・・。
アカデミー賞で5部門にノミネートされているのでちょっとは話題の本作品。
植物状態になっている妻の秘密をめぐって、疎遠だった父と娘たちとの関係が徐々に修復していくという「家族の絆の再構築」みたいなのがメインのテーマかな。
いかにも監督のアレクサンダー・ペインが好きそうな感じです。
文字面だけとらえると深刻そうに思えますが、ハワイの雄大な自然とのんびりした雰囲気の中でところどころにユーモアを感じさせる会話もあり、決して暗い映画にはなっていないです。
まぁ、家族の絆の再構築といっても、普通の家庭と違っているのは妻が不倫しているところぐらいで(これはこれで大きな問題かもしれないけど)、思春期に父親と娘がちょっと疎遠になるくらいはよくあることだから、表現的にはちょっと大げさかも。
実際、娘たちも次女がちょっとかわった行動をとるくらいで、グレたりしているわけじゃないし。
このテーマでアメリカ本土が舞台だとすごくありきたりな映画になってそうですが、ハワイを舞台にしているところで独特の風情がスクリーンに出てました。
ジョージ・クルーニーの演技はシリアスとユーモア両面を自然に使い分けていてさすがでした。
長女アレックス役のシャイリーン・ウッドリーはキーラ・ナイトレイの若い頃に似てて、今後別嬪になる予感。
ちなみに原題は“The Descendants”
邦訳と少し違ったニュアンスなんで、アメリカ人からみるとまた別の視点から観たりするのかもしれないですね。
上映時間は1時間55分。
日本では5月18日に公開予定だそーです。
賞レース向きの作品だから、アカデミーでも1部門か2部門はとるんじゃないかなぁ。