ドライヴ

今勤めている会社の正式な退社日までまだ一ヶ月近くありますが、引継ぎも終わり、出社日としては今日が最後。

あとは夜、送別会に出ること以外にやることもないので、空いてる時間にこないだ試写で観てきた映画の感想を。

「ドライヴ」

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天才的なドライブテクを武器に、昼は映画のカースタントと車の修理、夜は強盗逃し専門の運転手をしているドライバー(ライアン・ゴズリング)。

ドライバーは隣人でベニシオという一人息子がいるアイリーン(キャリー・マリガン)にひそかに思いを寄せていたが、彼女には服役中の夫スタンダード(オスカー・アイザック)がいた。

ある日、服役から戻ってきたスタンダードがガレージで血まみれで倒れている姿をドライバーが目撃したことから、危険な裏社会の抗争に巻き込まれることになる。。

カンヌ映画祭で監督賞を受賞した作品。

タイトルからして、カースタント満載のハードボイルドアクションかと思ったら、フィルム・ノワール的な全体的に暗いトーンの映画でした。

主人公のドライバーも特に名前でてこなくて、ずっと謎の存在のままだし。

逃し屋という裏稼業でもカーアクションで派手にギュンギュンやるのではなく、知り尽くした道を利用して淡々と警察をまく頭脳プレー。

それも一番最初のシーンだけでしたが。。(^_^; アハハ…

後半で普段はおとなしいドライバーの静かにキレちゃう病的な一面が徐々に出てくるあたり、カンヌ映画祭とかで評価されているのかな。

ライアン・ゴズリング、最近いろんな映画に出まくってるけど、肉体派って雰囲気はあまりないですからね。

そういうのよりも性格俳優的な演技を要求される役柄だったんでしょう。

最後まで観ても、決してハッピーエンドとも思えないし、ドライバーの過去とか謎の部分が解き明かされるわけでもないので、カタルシスは正直あまりないですね。

スカッとするシーンよりもナイフでグチャグチャブッ刺す凄惨なシーンの方が多いです。

だからR-15+なんだろうけど。


上映時間は1時間40分。

日本では3月31日に公開予定だそーです。


カーアクションを期待すると肩透かしを食うので、フィルムノワール的な作品が好きな人向けだと思います。