貴志祐介「雀蜂」

連休なのに、風邪うつされてノドがめっちゃ痛くて、どこにも出れないので、読書の書庫を更新ですw

貴志祐介「雀蜂」(角川ホラー文庫 税別520円)


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11月下旬の八ヶ岳。山荘で目醒めた小説家の安斎が見たものは、次々と襲ってくるスズメバチの大群だった。

昔ハチに刺された安斎は、もう一度刺されると命の保証はない。逃げようにも外は吹雪。

通信機器も使えず、一緒にいた妻は忽然と姿を消していた。

これは妻が自分を殺すために仕組んだ罠なのか。

安斎とハチとの壮絶な死闘が始まった―。

貴志祐介の新刊がでたと思ったら、珍しく文庫書下ろし。

なんかちょっと得した気分。

主人公が次々と現れるスズメバチと対峙するシーンはヒッチコックの映画「鳥」を思い起こさせました。

最初は2,3匹だったのが、だんだん大群になって絶望的な状況になっていくところは、まぁこの手のパターンですけどね。

いろんな部屋のドアをあけるたびに、違うパターンでスズメバチが襲ってくるハラハラドキドキ感の演出はサスガでした。

なぜ季節外れにスズメバチが山荘に現れたのかという謎が当然気になりますが、そのオチについては…。

この作家の過去の作品のどっかで見たパターンのでしたw

まぁ、文庫書下ろしだからOKかな(^_^;)