父との思い出

父が急逝しました。

28日まで働いていて、とんかつ食べながらビール飲んでた人が、29日の昼に病院で急性胃拡張の診断。

でも、もらった薬も全部もどしちゃうから、別の病院に連れて行ったら、腸閉塞が判明し、そのまま入院。

30日の未明に病院に呼び出されたときは、朦朧としながらも意識はあったし、自分で起き上がろうとするのを押さえつけなければいけないくらい力があったのに、その3分後には心肺停止して、心臓マッサージ。

緊急手術を行ったものの、結局意識が戻らず、1日に帰らぬ人となりました。

なんかアッという間過ぎて、まだどこか現実感がないし、最初の対応によっては助かる命だったかもしれないと思うと、気持ちが整理できません。


やりたいようにやってきた人生だったと思いますが、脱サラして、一生懸命働いて、家族を養い、会社を守って、本当に死ぬまで働いてくれました。

正直、本人も死ぬという自覚がないままだったので、今後のことは何も準備できていなかったし、これからのことを思うと不安で仕方ありません。

それだけ一人でいろいろ背負って守ってくれていたんだと今になってわかります。

悲しんだって、今更生き返ることがないのは分かっていても、テレビつけていて、父より年上に人が出演しているのを見ると、「なんでこの人は生きているのに・・」って思ってしまいます。

自分はずーっと心配かけ続けていて、あまりよい息子ではなかったし、アルコールが入ると話が長くなるのがいやでお酒も付き合ってあげられなかったけど、仕事をかわるときなどには、父がいることの安心感はあったし、子供としての甘えもありました。


三年前に地元に戻ってきて、父と妹とその旦那と一緒にゴルフ行くのが自分も楽しみだったし、父もすごく楽しみにしていました。

いい年なのでシニアティーからいけばいいのに、レギュラーからしかまわろうとしなかったなぁ。

一つだけでも共通の趣味があってよかったと本当に思う。

いやな思い出もいっぱいあるはずなのに、人間の脳って不思議ですね。

そういうのはちゃんと忘れるようになってて、やさしく笑っている父の顔しか今は思い浮かびません。

あぁ、いろいろ悔しいなぁ。

今日は自分が喪主として今から最後のお別れです。

今まで言えなかった感謝の気持ちと「頑張ったね」と声がけして送ってあげようと思います。

本当に本当に本当にありがとう。