東野圭吾「麒麟の翼」

こんにちわ。

先日、フェイスブックに登録してみたあややっくすです。

とはいえ、プロフィール入力しただけで、そっからどうやったらいいのかよーわからんけどw

検索してみたら、高校や大学の同級生も見つけたけど、やっぱ仕事関係の知り合いの方がやってる人多いみたい。

実物あややっくすをご存知の方で登録されてる人がいたら、探してみてください。


この週末は完全に休みだったので、土曜の午前中にゴルフスクール行ったあとはスカパーでサッカー観戦したり、DVD観たり、本を読んだりと比較的のんびり。

というわけで、東野圭吾の新刊も読んだので読書の書庫を更新。


東野圭吾麒麟の翼」(講談社刊 税別1600円)


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ある寒い夜、日本橋で巡査が胸をナイフで刺された男を発見。

どうやら男は死にかけた状態でここまで歩いてきて、力つきたようだ。

その後、病院に搬送されたが、男は死亡してしまう。

一方、トラックにはねられ、昏睡状態に陥った若い男の持ち物から、日本橋での被害者が持っていた財布と書類鞄を所持が発見される。

果たして、若い男が殺したのか、加賀恭一郎がこの真相に挑む。

加賀恭一郎シリーズの最新作。

相変わらず文章が読みやすくてスラスラと読了できました。

今回も舞台は日本橋で「赤い指」や「新参者」にも登場するお店やキャラもちょこっと出てきます。

ただ、内容はやや薄味。

「新参者」同様に事件にまつわるちょっとした証拠品や聞き込みなどから加賀が少しずつ謎を解きほぐしていくんだけど、徐々に明らかになってくる被害者や容疑者の様々な実態はともかく、幹となる殺人事件の謎解きがかなり強引な気がしました。

ちょっとネタバレになるかもしれませんが、「被害者がなぜわざわざ日本橋ばで歩いていったのか?」って謎については「そんなヒマがあるなら電話して助けを呼べよ!」って思っちゃうし、トラックにはねられた容疑者が被害者の財布を持っていた理由についても「そんな単純な動機だったんかい?!」と少々拍子抜け。

このシリーズの場合、加賀がちょっとしたしぐさや証拠から徐々に周辺の人間関係を解きほぐしていくという人情話の積み重ねで大きな事件の真相に迫っていく手法が人気のゆえんなんでしょうが、肝心要の殺人事件の謎解きが突っ込みどころ満載ってのはいただけなかったなぁ。

もちろん、読んでる間は徐々にいろんな謎が明らかになっていく過程も鮮やかで、十分楽しめましたが。

東野圭吾の場合は期待するハードルもおのずと高くなってしまうから、やや辛めの評価になっちゃうかも。

次に作者の本が出ても絶対に買っちゃいますけどね(^_^;)