昨日の午後からテレビはずーっと東北の地震のニュースをやっていますが、あちらは本当に凄まじい状況になってますね。
今回特に痛感するのは津波の恐ろしさ。
建造物がオモチャみたいに押し流されていく様は大自然の猛威の前にはいかに人間が無力か思い知らされます。
しかも、火災が発生しても周りが水浸しで消防車もたどり着けずに燃えっぱなしですからね。
海水につかってしまうと、土地の再生も大変だろうし。
とにかく、できるだけ多くの被災者が助かることを祈るのみです。
それはさておき、こないだ試写で観てきた映画の紹介を。
「サンクタム」
人生のほとんどをケイブ・ダイビングに費やしてきたベテランの探検家フランク(リチャード・ロクスバーグ)は息子のジョユ(リース・ウェイクフィールド)らとパプア・ニューギニアの奥地にある世界最大の洞窟体系“エリザベト・エサーラ”に潜り、全体像を解き明かす調査を行っていた。 しかし、探検の資金面でサポートしているカール(ヨアン・グリフィズ)を含むメンバーで洞窟内を調査していたところ、地上で巨大なサイクロンが発生。 すさまじい鉄砲水で唯一の出口をふさがれてしまった探検隊は、洞窟が産みにつながっている可能性を信じ、暗く冷たい穴の中を奥へ奥へ進むことを余儀なくされてしまう。。
未知の洞窟が舞台のパニック・アドベンチャー。
というわけで、結構期待して鑑賞だったんだけど、ところどころ「オォーッツ」と思うようなシーンはあるにせよ、正直「アバター」ほどの立体感はなかったかなぁ。
ストーリーとしては割とオーソドックス。
別にこういう映画のストーリーは王道路線でいいんだけど、映像の方を期待しまくってた分、物足りなさを感じてしまったかも。
洞窟が海につながっていると想定しているのであれば、洞窟内の水に海水の成分があるとか進むにつれて段々塩っ辛くなるという表現があってもよさそうなもんなのに、そのあたりの描写もないし。
洞窟内のトラブルも単純に断崖とか押し寄せてくる水のみ。
「ディセント」シリーズとか結構好きだから、あそこまで分けのわからない生物を登場させろとまでは言わないけど、他の生物の類が一切出てこないってのもいかがなものかと。。
まぁ、エンターテインメント映画ではリアルさよりも力技で押し切ってしまおうとするあたりが、ハリウッドらしいといえばらしいですが。
なのに、俳優陣は他の映画だと脇役でちょこっとみるかみないかのキャスティングで相当地味w
ま、個人的にそのへんはあまりこだわらないんですけどね(^_^
というわけで、3D押しでいくならもうちょっと映像で驚きを期待したいし、脚本にはもうちょっとリアリティがあってもよかったんじゃないかなぁ。
上映時間は1時間49分。
日本では4月22日公開だそーです。
いろいろ文句も言ったけど、劇場でそこそこ楽しめる映画だとは思うので、興味ある人はどうぞ。