二回連続で読書の書庫で更新。
有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。 だが、不運はそれだけで終わらない。 火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。 ところが―。奇跡的にマークは生きていた!?不毛の赤い惑星に一人残された彼は限られた物資、自らの知識を駆使して生き延びていく。
あらすじ通り、火星に一人取り残されてしまった男のサバイバルストーリー。
絶望的な状況にあっても、明るく、前向きな主人公の存在が爽快でした。
食糧や水や空気、通信などあらゆる問題を一人で解決していくあたりはありきたりですが、SF版のロビンソン・クルーソーというのがピッタリの作品でした。
ジャンル的にはハードSFなんだろうけど、難しい理論などは登場しないし、基本一人語りのシーンがメインなので、読みやすいのもよかったです。
SF好きでなくても楽しめると思います。
各所で絶賛されてますが、それも「さもありなん」って感じ。
SF史に残る傑作だと思う。
