読書の間

ティムール・ヴェルメシュ「帰ってきたヒトラー」上・下(森内薫訳 各1600円)

ドイツでベストセラーにもなり、世界でも翻訳されている本を読んでみました。 ティムール・ヴェルメシュ「帰ってきたヒトラー」上・下(森内薫訳) 2011年8月にヒトラーが突然ベルリンで目覚める。 彼は自殺したことを覚えていない。 まわりの人間は彼のこと…

貴志祐介「雀蜂」

連休なのに、風邪うつされてノドがめっちゃ痛くて、どこにも出れないので、読書の書庫を更新ですw 貴志祐介「雀蜂」(角川ホラー文庫 税別520円) 11月下旬の八ヶ岳。山荘で目醒めた小説家の安斎が見たものは、次々と襲ってくるスズメバチの大群だった。…

東野圭吾「祈りの幕が下りる時」

久しぶりの読書の書庫更新。 東野圭吾「祈りの幕が下りる時」(講談社 税別1700円) 滋賀県在住の押谷直子という女性が、東京の葛飾区小菅という町にあるアパートで殺害された。 さらに、そのアパートの住人・越川睦夫も行方不明である。押谷直子と越川…

マイクル・クライトン&リチャード・プレストン「マイクロワールド」

ゴールデンウィーク明けの仕事って、やっぱ疲れますね。 月、火はぐったりでした。 気を取り直して、読書の書庫を更新。 マイクル・クライトン&リチャード・プレストン「マイクロワールド」 ピーター・ジャンセンは生物学を専攻する大学院生。マサチューセ…

東野圭吾「夢幻花」

あと1週間働いたらようやくゴールデンウィークですね。 スギ花粉の飛散もようやく収まったことだし、ぼちぼちゴルフも復活モードにしていかないといけないですが、今日は久しぶりに読書の書庫を更新。 東野圭吾「夢幻花」(PHP研究所 税別1600円) …

ジョン・スコルジー「アンドロイドの夢の羊」

こんばんわ。 ハードディス内臓のテレビを買ったはいいが、録画してまで見たい番組ってそんなにないことに気づいたあややっくすです(^_^ さて、今日はなんとか月イチペースで更新していきた読書の記事を。 = ジョン・スコルジー「アンドロイドの夢の羊」(内…

山本弘「UFOはもう来ない」

あけましておめでとうございます。 大晦日の歌番組、NHKの「紅白歌合戦」よりテレ東の「年忘れにっぽんの歌」の方が知ってる曲が多くて、楽しめてしまうようになったあややっくすです。 まぁ、それでも紅白は見ましたけどね。 堀北真希たん司会だったし。 相…

スティーヴ・ハミルトン「解錠師」

いやぁ、強かったですねぇ。 有馬記念のゴールドシップ。 スタート出遅れで3コーナーから大外まわって、まくりきっちゃうんだから、相当強い勝ち方だったと思います。 来年は海外挑戦かな。 で、久しぶりに海外小説の感想を。 スティーヴ・ハミルトン「解錠…

伊東潤「国を蹴った男」

休みの日以外はほとんどテレビも見れないので、世間の話題にすっかりうとくなってしまってますが、世の中は選挙モードまっただ中ですね。 今回の総選挙の論点、いろいろ挙げられていて、その中で「原発」の是非があるのですが、これって少し違うと感じていま…

上野誠「天平グレート・ジャーニー~遣唐使・平群広成の数奇な冒険」

引越しもあらかた片付き、今は家具や電化製品などをちょっとずつ買い出しつつ、のんびりしてます。 本もちょこちょこ読んでいるので、まずは読書の書庫から更新。 上野誠「天平グレート・ジャーニー~遣唐使・平群広成の数奇な冒険」(講談社 税別2500円…

伊東潤「城を噛ませた男」

すっかりご無沙汰気味の読書の書庫。 本自体は結構読んでるのですが、忙しかったり、記事を書くほどモチベーションをかきたてられるものがあまりなかったりで、ほったらかしになってました(^^; というわけで、4ヶ月ぶりに書きますが、久しぶりの歴史物で。 …

宮内悠介「盤上の夜」

平日なかなかブログを更新できないので、今のうちにたまには読書の書庫も更新。 宮内悠介「盤上の夜」(東京創元社刊 税別1600円) 囲碁や将棋、麻雀、古代チェス、チェッカーなど盤上遊戯、卓上遊戯を題材にした奇譚集。 いずれも一人のジャーナリスト…

東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」

転職して1週間ちょっとたちましたが、このご時世に中途採用をやってるだけあって、案の定ハンパない業務量。 右も左も分からないながらも、やることがたくさんあり、このところ帰宅が毎日午後11時とかになっちゃいます。 ブログのネタを探すのもなかなか…

篠田節子「はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか」

引継ぎも一段落して、仕事中ですがちょっと時間があるので、久しぶりに読書の書庫を更新。 篠田節子「はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか」(文芸春秋刊) 近未来(?)を舞台にしたちょっとSFチックな短編集。 「深海のEEL」 駿河湾から巨大なウナギが引…

塩野七生「十字軍物語」

あけましておめでとうございます。 昨年の大晦日に実家に帰省して、昨日戻ってきました。 実家に戻っても、母方の祖母が癌が前進に転移している状態で、いつ亡くなるかわからないような状況で入院しているため、ほとんど落ち着けず、ただ帰ったってだけでし…

荒川弘「銀の匙」

今年も早いものでもう終わりですね。 昨日で仕事納めでしたが、昼過ぎには会社を出たので、映画などを観にいきつつ、のんべんだらりと帰宅。 今日は午前中、DVDを借りに行き、午後はダラダラする予定です。 正直、今年は全然いい年ではなかったし、日本に…

山本弘「トワイライト・テールズ」

サッカーはJリーグ終わって、クラブワールドカップやってますが、グランパスが優勝を逃して出場できなかったので、興味半減。 それでも、なんだかんだと観てますが、やっぱサントスやバルセロナが出てくるまでは盛り上がらないですね。 この週末、本を読む…

小川一水「天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河」

こんばんわ。 Jリーグが終わってしまって、土日の午後がポッカリと空白って感じのあややっくすです。 というわけで、久しぶりに読書の書庫を更新しますね。 小川一水「天冥の標Ⅴ 羊と猿と百掬の銀河」(ハヤカワ文庫) 西暦2349年、小惑星バラス。 地下…

塩野七生「ローマ人の物語」

塩野七生「ローマ人の物語」(新潮文庫) 文庫でずっと集めていた塩野七生の「ローマ人の物語」のシリーズがようやく全部刊行。 ハードカバーの方は2006年に刊行し終わってたのが、文庫の方は5年遅れで完結しました。 全巻まとめて読むとしたら難しかっ…

貴志祐介「鍵のかかった部屋」

超久しぶりに読書の書庫を更新。 貴志祐介「鍵のかかった部屋」(角川書店 税別1600円) 貴志祐介の新刊、今年は結構でますねぇ。 今作は「硝子のハンマー」や「狐火の家」の榎本、青砥コンビが登場する密室ミステリの短編集で「佇む男」、「鍵のかかっ…

東野圭吾「真夏の方程式」

東野圭吾の新刊が出てたので、さっそく買って読みました。 東野圭吾「真夏の方程式」(文藝春秋刊 税別1619円) 両親の都合で、夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年、恭平。 その旅館「緑岩荘」は美しい海を誇る玻璃ヶ浦にあった。 …

小川一水「天冥の標Ⅳ 機械じかけの子息たち」

こんばんわ。 今日は仕事のおわりがけにちょっと用事があったので、午後6時過ぎに会社を出て、そのまま帰宅。 明日から週末うれしいな。 晴れればゴルフでも行きたいところだけど、天気予報も雨だし、また特にネタになるようなことはなさそうです(ノヘシク…

高野和明「ジェノサイド」

今年はなんとか月に1冊ペースでは記事を書いておきたい読書の書庫。 とりあえず今月の分を更新。 高野和明「ジェノサイド」(角川書店 税別1800円) 急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。 創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不…

小川一水「青い星まで飛んでいけ」

ちょっと読みたい本が立て続けに出てるので、珍しく間隔をつめて読書の書庫を更新。 まぁ、とはいえ2週間ぶりですが(^_^ 小川一水「青い星まで飛んでいけ」(ハヤカワ文庫 税別740円) いろいろなSF雑誌に掲載された著者の短編集 太陽系惑星から遠く離れ…

東野圭吾「麒麟の翼」

こんにちわ。 先日、フェイスブックに登録してみたあややっくすです。 とはいえ、プロフィール入力しただけで、そっからどうやったらいいのかよーわからんけどw 検索してみたら、高校や大学の同級生も見つけたけど、やっぱ仕事関係の知り合いの方がやってる…

貴志祐介「ダークゾーン」

この連休は咳がとまらず、ほとんど部屋でグッタリ。 九州国立博物館で今日まで開催してたゴッホ展もチケット買ってたのに、結局行けませんでした。 いつも風邪ひくときはノドから痛くなるので、その時点で薬飲むことによって、すぐ回復したんだけど、今回は…

SFが読みたい!2011年版

今日、明日は連休なのですが、昨日の夜からヘンな咳がとまらないでつ。。(ノ_・、)グスン 大体いつも風邪をひくときはノドから痛くなるので、その時点で風邪薬飲めばすぐ治っちゃうのですが、薬飲んでも症状治まらないから、気管支の方からやられちゃったのかなぁ…

マイクル・フリン「異星人の郷」

こんばんわ。 今日は仕事がかなり遅くなるの確定で、なかなかおうちに帰れそうにないあややっくすです。 せっかく火曜日の夜は21時から松下奈緒たんの出てる「CONTROL」があって、22時からは仲間由紀恵たんと檀れい様が出てる「美しい隣人」が観…

上田早夕里「華竜の宮」

今日は日曜日だけど、朝からお仕事。 ちょっと一段落したので、今は事務所に誰もいないこともあり、読書の書庫でも更新しときます。 上田早夕里「華竜の宮」(早川書房刊 税別2000円) ホットプルームの活性化による海底隆起で、多くの陸地が水没した25…

デイヴィッド・グラン「ロスト・シティZ 探検史上最大の謎を追え」

Jリーグが我が名古屋グランパスの優勝で幕を閉じたのはうれしいですが、土日の昼間のサッカー観戦三昧がなくなってしまったので、積んでおいた本を読むようにしようと思います。 ということで、その第一弾。 デイヴィッド・グラン「ロスト・シティZ 探検史…